はじめに
キギと申します。1つ前にアンコロモチさんが主催する仲間大会【リベロヒバニー1on1】に参加した旨の記事を書きました。
本記事はこれに付随するものになっています。内容は、大会前に自分がしていた環境予想や、使用した個体に行き着いた過程です。対戦の結果や感想の要素はほぼありません。
事前に考えていたことをダラダラと落としていくだけの内容なので、同じく「リベロヒバニー1on1」に参加していた方との答え合わせのような感じになることをご容赦ください。
ルールの詳細と環境予想
使用個体の紹介をする前に、ルールの確認と事前に行っていた環境予想をざっくり
ルール
ヒバニーは進化前のポケモンなので進化の輝石を用いることができますね。カウンターを覚えることもできるので襷も強そうです。
環境予想
要点としては
持ち物:輝石 >>> 襷(カウンター) > 球とか
型:物理>特殊>>耐久
てな感じです。
技の考察
リベロ限定大会ということで、主要技をまとめるとともにヒバニーが攻撃しながら変化可能なタイプもまとめていきます。下記は自分が可能性有に入れていた技なので、これ以外の技を採用されていた方もいるかもしれません。
特殊技
オバヒ他炎技、マッドショット、エレキボール、輪唱、スピスタ
タイプ:炎、地、電、無
物理技
捨て身、飛び膝、ローキック、カウンター、起死回生、飛び跳ねる、アクロ、不意打ち、ブレイズキック、ニトチャ、蜻蛉、ダストシュート、フェイント
タイプ:無・闘・飛・悪・炎・虫・毒
変化技
身代、守る、眠る、挑発、高速移動、鳴き声、奮い立てる、砂かけ
特殊型と物理型に分けて考察していきます。
型ごとの考察
特殊型
両刀や変化技を入れない限り、炎技・無技・マッドショット・エレキボールになります。基本的にはカウンター型・ジェット型・耐久型のメタ的な扱いかなと感じていました。
- VSカウンター型
そりゃ強いですね
- VSジェット型
ダイサンダーによって、上から打てればジェットを半減できるし下から打てれば抜群を取れます。ただし、素早さに干渉する技としてダイアタックも考えられる上にそちらの方が威力も高いので初見の相手に対してジェット1点読みはさすがにできませんね。
- VS耐久型
1on1において一定数の存在が予想される耐久型ですが、ヒバニーは耐久を上げる技をD方面はダイアース・B方面は鳴き声しか持たないので厳しそうですね。唯一の回復技は眠るとなっており、ダイサンダーを打つことで阻害することができます。
特殊型が初手に打つ技って何だろう。相手より速くてダイアースをぶち込めればeasy winだが同速負けしてダイジェット打たれることがあればeasy loseでリスク高そう。ダイサンダーも相手のダイアースが怖い。となるとダイアタックかダイバーンかな? 素早さ落として下からダイバーン(オバヒ)連打は強そうだけど、やはり相手のダイアースが裏目かなあ。
⇒とか考えてました。
とりあえず「最速ダイアースで相手がタイプ変わる前に大ダメージ!」な型が怖くて特殊型を選ぶことは自分の選択肢にありませんでした。
物理型
まず、なんでこのポケモン穴を掘る覚えないんでしょうね。覚えたら採用されまくりだった気がします。相手のジェット怖くて初手には押せないかもだけど。
素早さに関与する無or飛は必須級です。捨て身タックルと飛び跳ねるを比較した時に威力が高いのは前者ですが、ノーマルに変化すると相手の火力を上げるダイナックルを誘発しまうことやダイマックス最終ターンの場合は高火力の膝を抜群で受けることに繋がります。無or飛の選択は物理型を使うにあたって大きな課題です。
格闘技は候補に膝・カウンター・ローキック・起死回生を挙げていますが、スタンダードな物理型は膝1択でしょう。相手のダイジェットが怖いという弱点を除けば優秀な技で採用率も高そうです。
炎技は個人的に要注目。相手のタイプが変わることを考えたら炎技を等倍で入れられるケースも多く、ブレイズキックとはいえど採用価値はありそうなイメージでした。自身のバフ技を「ダイナックル」と「奮い立てる」しか持たないヒバニーにとって、晴れにしながら攻撃できるダイバーン連打は最高火力とも言えます。ただ、やはり前述の最速ダイアース型が頭をよぎります。
先制技としては不意打ち,フェイントが有力。単純に火力が高い不意打ちと、優先度が+2のフェイントですね。特に襷カウンター型はフェイント採用多そうなイメージでした。
追記:ヒバニーはフェイントを覚えませんでした。エースバーンだけでした。不意打ちを採用したくないカウンター型は電光石火などを入れているのかもですね。考察時点では気づいていませんでした。
物理型VS特殊型になったときどっちが強い?
特殊型が上からダイアースを打つか、物理型のジェットに合わせてサンダーを打ち込めれば特殊型に勝機がありそうです。が、素早さに関与する技を見たときに特殊型にはダイアタックしかなく、しかも物理型のダイアタックよりも威力が30低いことや元の種族値も物理に寄っていることから素直な打ち合いでは物理型に分があると思っていました。
唯一特殊型で勝てそうなのがダイバーン(オバヒ)を下から連打する型です。炎技を搭載していない物理型は下からのダイバーンを半減する手段がないため、ダイバーン⇒晴れダイバーン⇒晴れダイバーンを受けることになります。
控え目C252晴れダイバーン⇒H252振り輝石ダイマヒバニー
42.9%~50.6%
のダメージが入るので、十分に勝算があります。
思いついたときは「これいいやん」と思いましたが、炎技持ちの物理型で受けられそうな点やダイアース持ちという明確に不利を取る型が存在するので採用を見送り、対策すべき型の1つ程度に考えていました。
耐久型
大体の1on1で一定数存在する耐久型ですが、今回は数が少ないと見ていました。
- 回復技が眠るしかない(ダイサンダーで拒否される)
- 自身の耐久を上げる技がない(一応ダイアース←マッドショット)
- 相手の火力を削ぐ技が「鳴き声」だけ(一応ダイワーム←蜻蛉)
と耐久型には厳しい要素だらけです。鬼火とか使えたら少しは可能性あったと思うんですけどね。
積み型
前回のギラス1on1で龍舞バンギを使用したので、今回も積みヒバニーも使いたかったのですがうまくまとまりませんでした。
積み技は 高速移動・奮い立てる・ニトロチャージ・気合溜め です。無理や(泣)
高速移動は割と真剣に考えていたのですが、最速ヒバニーの+1状態を抜こうと思うと素早さの実数値が100必要(無振りは89)ということで結構努力値を割かないといけなかったので断念しました。
せめて剣の舞とか悪巧みとか覚えてきてくれませんかね。
使用個体に至った経緯
なんやかんやヒバニー自身が物理寄りのポケモンなので物理環境になると予想し、「物理に強い物理ヒバニー」を考えることに決めます。
自身が物理ヒバニーを用いるにおいてカウンターが怖すぎて仕方がなかったので、前回の記事でも述べている通り「守る」「特殊技」の採用を確定とし、残り2つの物理技を考えていました。
当初は「飛び跳ねるor捨て身」「膝orブレイズキックor不意打ち」という候補。
不意打ちは2つしかないメイン技に入れるには威力が低すぎるため低めに考えます。
環境に最も多いと予想される型はやはり
陽気ASヒバニー@輝石
メイン技:飛び跳ねるor捨て身、膝、不意打ち
候補技:ブレイズキック、カウンター、補助技(ウォール用)
みたいなのになると思います。
ここで、初手守るをしたときに自身がノーマルタイプになることに気づきます。2ターン目にナックルが飛んでくる可能性が高いことに気づいたのでダメージレースで負けないようにダイジェット(飛び跳ねる)を採用しました。
もう1つの技は飛び膝にする予定でしたが、Sの低いヒバニーでナックルを打つと次ターンにジェットを打たれる問題を解決できなくて断念しました。ダイマ最終ターンで打つなど工夫できる点もあったのか、わかりません。ABヒバニー対ASヒバニーになった場合、AB側がナックルを打つ展開が考えづらいと思いました。
また、ジェットで対応できない相手として有力なのがエレキボール持ち、すなわち特殊型でした。特殊型はダイアースやダイバーンなど炎技を受けるタイプに変化する展開が多そうだったので、注目していたブレイズキックも泣く泣く断念します。そもそも飛び跳ねると併せて採用するなら命中安定がいいと思っていたので膝もブレイズキックもあわなかったですね。
こうしてみると捨て身が1番無難な選択肢となり、両方S操作にはなりますが捨て身と飛び跳ねるの両採用が決定しました。
努力値調整は陽気ASヒバニーを対象に
アタック(守る)⇒抜群ナックル⇒A+1アタック や
アタック(守る)⇒アタック⇒アタック⇒捨て身
を耐える調整にしました。どちらも最高乱数引かれても1耐えるようになっており美しいものにできたと自負しています。
ただこんなにギリギリで火力にも数値を回したかったので、意地相手だと乱数で負ける点やD方面も触れていないのが気がかりとなりました。
特殊相手はそもそも有利でダイバーン連打にも自信が炎タイプになることで誤魔化せそうな点と、s12振ることで意地HAには上を取れてなんとかなりそうな点から妥協した部分になっています。
結果
前回の記事と内容被りますが...
やはり進化の輝石が多かったですね~、チョッキとかの上位互換みたいなもんですし。襷はやはりほぼカウンター型でしょう。思っていたよりカウンター多かったので、しっかり対策しておいてよかったですね。
カゴのみは耐久型ですかね。たしかにダイサンダーを持っていない物理型相手には鳴き声などを絡めて強く立ち回れそうです。甘えるとか鬼火があればもっとこの型は増えたと思いますね。
技はダイジェットが圧倒的1位、次点でダイジェット対策エレキボールがランクインしています。捨て身・ブレイズキックが少なかったのが意外ですね。ブレイズキックはともかくダイアタックはダイジェットと実質同等の効果なうえ火力も高いので非ダイマ時の使いやすさから多くの人が採用すると考えていましたが、飛び跳ねるにかなり負けています。やはり格闘技を受けるのを嫌って採用を見送られたのでしょうか。
上位3人の型を見てみると物理型(特殊技あり)・ダイバーン連打オバヒ型?・守る物理型(特殊技あり)でたぶん3人とも輝石持ちなので、アイテムは輝石がNO1、型は物理特殊偏らず強かったみたいですね。
今後も似た大会があれば経験を活かしたいと思います。
改めて、主催のアンコロモチさん、楽しい大会をありがとうございました!
また、対戦してくださった方々もありがとうございます。